林亜紀子「コロナで学童保育の現場 指導員の仕事・働きはどうなった(2020年度反貧困ネット北海道オンライン連続学習会)」

2009年に設立された反貧困ネット北海道では、生活相談や貧困問題に関する学習・啓発など様々な活動に取り組んできました。2020年は新型コロナウイルスの感染で活動が制約される中、反貧困ネット北海道を構成する諸団体(運営会員)が、それぞれの現場でどのような事態に直面しているのか、またそうした中でどのような活動に取り組んでおられるのか、共有することを目的に、連続学習会をオンラインで、6回にわたって開催してきました。事務局の責任でまとめた全記録は、反貧困ネット北海道のウェブサイトで読むことができます。

以下はそのうちの、2020年11月24日に開催された第6回目の学習会で講師を務められた、林亜紀子さん(札幌市学童保育連絡協議会事務局次長)のご報告です。内容は当時の状況に基づくものです。司会は、川村雅則(北海学園大学、当団体副代表)です。/(反貧困ネット北海道事務局)

 

 

 

札幌学童保育協議会の林です。よろしくお願いいたします。

 

1.札幌市の学童保育の概況

 

札幌市の学童保育のことについて、概況から説明させていただきます。

今、2万2千人ぐらいの子どもたちが学童保育というところに通っています。「学童保育」というのは通り名みたいなもので、法律用語としては「放課後児童健全育成事業」、「放課後児童クラブ」と言います。その事業をやっているところは、札幌には4月時点で249カ所あります。そのうちの9割の、約2万人の子どもたちが公設の児童会館やミニ児童会館の児童クラブというところに通っていて、残りの1割ぐらいが民設の方に通っています。民設のほうは民間児童育成会という札幌市に登録している事業所で、その民間児童育成会の46カ所のうちの35カ所が加盟しているのが、私のいる札幌市学童保育連絡協議会です。

公設と民設とで、札幌の場合に何が大きく違うかというと、無料か有料かです。有料は月に1万5千円ぐらいかかることもあります。学童保育と称して類似事業を行う民間事業者でも、届け出をしてないものはここに数えられていません。2015年度から市町村は放課後児童健全育成事業についての条例を定め、事業者は届け出をするということになりまして、「札幌に4月時点で249カ所」というのはその届け出をしているところの数です。それ以外に届け出をしてないところというのも、知る限りでは数カ所あります。

二種類の民設のうち、民間児童育成会というのは、その大半が、20年から40年ほど前の間の時代に父母会が地域で立ち上げて運営してきたクラブが助成金の対象となったというものです。そもそも学童保育というのが、小学校にあがった子どもにとっての保育園に当たるような役割を担っていて、指導員の支援のもとで他の留守家庭の子どもたちと一緒に生活をする場所です。学校がある日の放課後は昼の2時半頃から下校後に子どもを受け入れて、保護者の帰りに応じて、遅い場合には延長保育が7~8時まで、なかには9時くらいまで開けているところもあります。それから、夏休みや冬休みはもちろん、日曜参観の振替休日や学級閉鎖の時にも、学童は朝から開けて子どもを受け入れて、保護者が安心して仕事に出かけられるように支える役割を担っています。

 

2.新型コロナ感染症への対応

1)北海道の一斉休校への対応

 

北海道では、初期に1週間の学校休校というのがありました。北海道知事がそれを最初に言い出して、一時期ヒーロー扱いされていましたけれども、その後、札幌市教委も休校を決定したということで、学校の動きに合わせて放課後児童健全育成事業の方も対応が決まります。

児童会館・ミニ児童会館は、そのときは全館休館を決定しました。公設の放課後児童健全育成事業を一律に閉所したということです。公設の児童クラブが一律に閉所になったということは、普段そこに通っている約2万人の小学生の保護者たちが、安心して働くための社会資源から閉め出されたということになります。「在宅ワーク」がさかんに言われていましたけれども、医療・介護、食料品や日用品の販売だとか、運送業とか、保育園の保育士とか、いわゆるエッセンシャルワーカーは当然仕事に追われていて、子どもを公設に通わせていたこれらの保護者たちがあの1週間をどうやって乗り切ったのかは本当に未だに謎です。

民設のほうは、こちらにも働かなければならない保護者はもちろんたくさんいましたけれども、そもそも学校が休校になったのは、学校に子どもが集まって感染が拡大するからということですよね。なので、それよりも「密」を避けられない学童保育を開けておくというのは、リスクが大きいですよね。そういうことで、各所・各学童保育で、本当にすごく悩んで対応を検討しました。

行政からは「感染拡大を防ぐ趣旨を踏まえた対応をするように」と要請する通知がきただけで、「開けなさい」とも「閉めなさい」とも言ってもらえず、各々で考えるしかありませんでした。預かっている子どもたちや保護者の働き方の特色によって各所ばらばらの対応でしたが、概ねこの期間は閉所していました。開所していたクラブも2、3カ所ありましたが、全面的にではなく条件を設けて預かるという感じでした。

 

2)全国一斉休校への対応

 

そういうわけで北海道の休校の期間はバタバタとしていたのですが、そのさなかに、総理大臣が全校一斉でさらに春休みまで休めと言ってきました。一週間限定ということだったから何とか都合がついたものが、急に春休みまでという長期間になってくると、話はまったく逆になるわけです。厚労省の方でも、放課後児童クラブは開けましょうという話になって、札幌の保護者たちはすごく混乱しました。「厚労省が開けろと言っているのになんでウチのクラブは閉めるの?」という混乱もありました。

結局、札幌の公設の放課後児童クラブは3月7日から開けることになりまして、民設のほうも児童クラブに倣って開けるかたちになりました。民間のほうも、そんなに長い期間子どもにずっと家にいなさいとはとても言えないし、保護者も仕事を休めないので、全ての学童保育が受け入れを再開することになりました。

児童を受け入れつつできるだけ「密」を避けるというのが困難でした。学童保育は、一人あたり1.65平米という2015年度からの基準がありますが、それを守っていても狭いですよね。それ以上のスペースを用意することが難しい中で「密」を避けるために、留守番のできる高学年の子どもの家庭には利用自粛をお願いするなどしていました。後半のころには、学校の体育館を一定時間貸してもらうなど協力していただきましたが、基本的には利用自粛を中心に「密」を避けるということを余儀なくされていました。

その後、休校のまま春休みに突入して、年度が明けて入学式の週はやっと学校が始まりました。そこでちょっと一息つけると思ったら、すぐにまた、4月13日からゴールデンウィーク明けまでは休校になりました。そのように、学校が再開する目途、期待が度々裏切られて、結局は5月末まで休校でした。その間ずっと学童保育は開所です。それから6月に入って2週間、少人数短時間登校、いわゆる分散登校が始まって、子どもたちは少しずつ学校に行き始めましたが、そういったときも学童保育は朝から開所することに変わりはないのですよね。分散登校の日は、朝から学校に行く子もいれば途中から行く子もいるので、その全ての子に学童保育が対応するためには、やっぱり朝から晩まで開所せざるを得なくて、結局朝から開所し続ける日々が2月末から6月半ばまでの長期にわたって続きました。

 

3)学童保育の指導員は

通常、学童保育というのは、放課後から帰ってくる子どもたちを受け入れるところなので、平日の午前中の時間は指導員の勤務時間ではないことが多いのですよね。なので、朝からの保育は、時間外労働に他ならないわけなのですけれども、随時休校が延ばされてきたために、その時間外労働がいつまで続くかわからないという状況で、最初に「春休みまで」と言われていた頃から既に長時間労働の連続で厳しかったのに、指導員にとっては終わりの見えない長いトンネルのような状況だったと思います。ただ、運動の成果で、国のほうでも比較的早めに対応してくれまして、補助金がわりときちんと出されたことは救いでした。時間外労働をたくさんやった指導員もそれなりのお給料が貰えまして、そこは有り難かったかなと思います。

助成金もいろいろ出していただきました。指導員の時間外労働分の報酬に当てるというようなことでしたので、各指導員たちもしっかり貰えたはずです。今のところ、貰えてないというような話は私たちの加盟クラブの中では聞いていません。

慰労金については、国の方から医療と介護の方には出たのですが、児童福祉施設、保育や学童保育などは除外されていました。その代わり、札幌市から一人5万円の慰労金が出ました。

 

3.この間の子どもや親の様子

1)保護者たちは

保護者たちには基本的に利用自粛要請が出ていました。低学年の子どもや、エッセンシャルワーカーの子どもを優先するという状況でした。学童を休みたくなくて、利用自粛のお願いのお便りをあえて置いて帰る子どももいたそうです。子どものことは後でまたお話します。

医療・介護の現場の保護者は、働くことと、子どもを「密」の学童に通わせるということとの間で、すごく葛藤があるということで、それが学童保育の退所につながってきています。医療や介護、エッセンシャルワークも含めて社会や経済活動を回していくために、働くために子どもが生活する学童保育が欠かせないということが、この間に社会全体にまた改めて認識してもらえたと思っています。

 

2)子どもたちは

 

こちらは、私たちが調査したことではなくて恐縮ですけれども、セーブザチルドレンジャパンのアンケートで、「困ったこと・心配になったこと・気になっていること」として子どもたちがあげていた声を紹介します。「家で、一人で過ごせて楽しかったのは一瞬で、暇や退屈でやることがなくって困った」とか、「外出もできない」、「人と会えない」とか、それから「学びから引き離されて不安を感じていた」、そして、ちゃんとした情報を教えてもらっていないと感じて、「大人に不信を感じていた」など、そういった子どもたちの声がセーブチルドレンのアンケートに出ていました。

こちらは、セーブチルドレンのアンケートの表紙なのですが、使われている言葉の頻度などでグラフィックになっているものです。一番前に「友達」というのが出てくるんだなあと。「学童」という字も比較的大きく見えますね。

学童に通えていた子どもたちの声は、「学童に行っているから別に困っていることはない」とか、どうしていますか?と聞くと、「学童でみんなと遊べている」と。一方、「学童に来ているお友達とは会えているけど、学童に来てないお友達と会えないから寂しい」という声もあります。緊急子どもアンケート結果の報告書によると、学童経由でアンケートを寄せた子どもたちは、学童経由じゃない子どもたちに比べて、日常生活が送れていないとか、外出できないことが気になって心配だと答えている率が半分なのです。大きな有意の差があります。学童保育に行けていたら、かろうじて日常の安心を得られ、また、友達と遊ぶ時間を楽しく過ごしている。そのことが表れています。

 

3)指導員たちは

指導員は、感染の防止と、日常生活を楽しく過ごしてもらうことの両立を、苦心して行ってくれました。学童で「密」を避けるためには、もう外に行くしかないのですよね。できるだけ外で過ごしましたという話がとても多かったです。近所の目も気にしながら、学年ごとに人数を絞って、しかも遊びに行くのではなくて、一列に並んで散歩するふりをして行くような工夫をしていたという話もありました。なんとか子どもを外に連れ出していたということを、多くの学童保育の指導員から聞いています。

それから、子どもたちが権利を侵害されていた状態だなと思ったのが、この時期が出会いと別れの季節だったことです。学童保育で6年間を共に過ごしてきた下級生と上級生の別れというのは、きちんと区切れをつけてあげるべきところなのですが、卒業式も思うように行えなくて、手紙を渡すなどの、できるだけの工夫を学童保育でやっていました。

また、学校生活を送るのに必要な生活習慣、生活リズムは、新学期の時期に身につけていかなければいけません。授業の時間と休憩の時間のメリハリ、リズムですね。それも指導員たちが考えて、時間割を作ってやってみているところもあるそうです。あと、近所の人からマスクや消毒液、余ったお菓子、お弁当などをいただいたりして、それに対してお礼状を書こうとなったときに、自分の名前が書けない子がいることがわかって、名前を書けるようにする学習も学童保育の指導員が支援して保障していったことがありました。

それから、利用自粛で家にいる子どもたちにも心を配っていました。学童保育では子どもたちはどこにいても学童の仲間なので、友達と一緒に遊べる時間を保障するために公園集合・公園解散で保育したり、クラブで出しているお便りを届けたり、届いた支援のお弁当やお菓子を届けがてら様子を見に行ったり、電話をかけて子どもたちから話を聴いたり、そういった支援を行ってきました。

 

4.学童保育制度の不十分さが露呈

 

コロナをきっかけに、働きながら子育てしている家庭にとって、保育所同様に学童保育が公的な事業で、経済活動にとっても必要な社会基盤であることが改めて社会的に認知されるようになったと思います。けれども一方、施設条件の不十分さや、大規模化、指導員の処遇の劣悪さや慢性的な人手不足など、施策の脆弱さが浮き彫りになってきました。

やはり、児童福祉施設としての公的な位置づけをもっと高めなければいけません。指導員についても、資格制度を充実させて質を高めると同時に、処遇を改善しなければならないと思います。子どもたちとの安定的なかかわりを保障するためには、継続した雇用も確立する必要があります。以上で報告を終わります。

 

質疑応答

 

川村 ありがとうございました。

まず、確認を兼ねて私のほうで整理させていただきたいのですが、当初、学童も閉めざるをえなかった状況があったけども、学校の方の休校措置が長引くなかで、むしろ開かなければいけないということで、開いた。けれども、「密」を避けるために、利用の自粛をお願いしたということですね。それでも、利用していた子どもたちにとっては学童がすごい威力を発揮して、学童が楽しかったという感想が寄せられていましたね。それから、学童のかなりドタバタした状況は、ケアというものに対する軽視や、子どもの成長に対する軽視が招いたことだろうと思いますが、一方で、助成金など経済的な面では、皆さまの運動の成果もあって、ある程度フォローされたと。概ねこのような見方で間違っていませんか?

 

 

林 そのとおりです。

 

 

川村 とても勉強になりました。ありがとうございます。それで、現在はどういう状況でしょうか?自粛要請をしながら恐々と回しているような状況なのでしょうか?

 

 

林 自粛については、クラブから要請するということは無くなりました。むしろ保護者の判断で「混んでいるからあまり行かせたくない」と、長期休会や退所が起きています。現場では、マスク着用や手洗いの励行、朝晩の消毒をしています。また、保護者がお迎えに来ても、クラブの中には入らせないで、玄関先での引き渡しを実施しているところも出てきています。

 

 

川村 退所もあるということですが、利用料が減ると当然経営にとって打撃になるわけですよね。そのあたりはいかがでしょうか?

 

 

林 それはコロナ以前からも問題で、札幌市が根本的に考えてくれない限り難しいです。幼保無償化で、利用料のかかる/かからないで公設と民設の間に差があって、かといって公設だけでいいかというと、保育の質の面で民設と全く違います。公設のほうは、「密」がとにかく激しいですよね。公設は面積を確保していると数字には出ていますが、実態を示していない数字なのではないだろうかと私たちは思っていて、そこを突っ込んでいかないと、子どもたちの環境が守れないです。

 

 

川村 私も以前、公設のほうにお邪魔したことがありますが、ものすごい児童数で、その対応で指導員が倒れられたということを聞きました。それに比べれば民設のほうが少しはゆとりがあるのでしょうけど、民設は有料ということで逆に選ばれなくなる恐れもありますよね。そういうところへの公的な支援が必要だということですね。コロナで退所が増えるという環境の激変に対して、自治体からのフォローはないのでしょうか?

 

 

林 そうですね、今のところは、民間のほうで退所が急増して経営がどうにもならないというところは出ていません。というのは、やっぱり親御さんにとっては学童が必要なので、即退所ということにはなかなかならないからです。

しかし、これからやっぱり状況が進むにつれて、例えば両親が働いていたけれどもお母さんのほうの仕事が無くなってしまった場合、学童には通えなくなります。または両親とも収入が下がってしまって民間には通わせられなくなって、無料の児童クラブに、ぎゅうぎゅうでもいいから行かせようとか、そういうことにどうしてもつながってくると思います。今時期はもう来年度の入所の募集を始めているのですけれども、その募集活動自体に感染リスクがあって難しいという問題も出てきていて、課題になってきています。

 

 

川村 よく言われていることですけれども、コロナが問題を起こした訳ではなく、元々あった問題がコロナで非常にクリアに浮き彫りになったということだと思います。

学童保育も、元々経営が非常に脆弱で、指導員の労働条件も非常に厳しいという中でやってきたのが、コロナで表に出たということだと思います。逆に言えばこれから、面積基準や指導員の配置についても交渉していかなければならないことなのでしょうね。ただ、そうは言ってもなかなか先行きが見えないなかで、自治体の対応も必ずしも充分に行われているわけではないというのが現状ということですね。

 

参加者H 実態をしっかり聞かせていただきましたので、頑張って取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いします。

 

 

林 こちらこそお世話になります。ありがとうございます。

 

 

松本 ご報告ありがとうございました。

二点お聞きしたいと思います。一つが、春先から休校に対応されている中で、お子さんも親御さんも大変な状況を過ごされていたと思いますが、お子さんの心身の健康や日常の様子、あるいは親御さんの健康やメンタルのことで何かお気づきになったことはありますでしょうか。

またもう一つは、今後さらに経済状況が厳しくなっていくなかで、親御さんのほうで今後の見通しについて不安を持っている方もいらっしゃると思いますが、そうしたことが話題になったりすることはありますでしょうか?

 

 

林 会議などが開けないこともあって、保護者の声がなかなか届かない状況なので、詳しいことが言えるか分からないのですけれども、指導員から聞いている限りでは、やっぱり子どもの生活リズムが崩れてしまっているようです。夜にゲームに集中して朝に起きられないといったようなことが小学生の間にも広がっています。気づいた指導員がそこに丁寧に対応していっているということです。そこは保護者も心配をしています。学童になら行けるという子どもには、朝から学童に来てもらう対応をしているとも聞きました。

保護者の経済的な不安については、例えば学童の利用料、月1万5千円を払えないということになった場合、通常なら指導員と保護者会の代表で話し合いの場を持って解決したり、保護者会の中で悩みを共有するということができたのですが、今はそれができず、保護者会の会議もLINEグループで文字だけで行っているということも聞いているので、保護者の不安な気持ちを支え合う部分が難しくなっているようで、心配ではあります。

 

 

松本 ありがとうございます。保護者同士のつながりを持つということもこの間の状況で難しくなっているということですね。

 

 

林 特に今年の新一年生で学童に入った保護者たちは、かろうじて指導員とは話をしたりしていても、他の保護者と知り合いになる機会がありません。通常なら、夏休みのキャンプやバーベキューなどの保護者会の活動を一緒にやったり、月毎の例会もあるのですが、そういう活動が一切できていないので、今後、つながりのない学童保育というのが、保護者たちの気持ちにどう影響してくるかが心配です。

 

 

川村 コロナによって、学童保育の必要性、子どもの成長にとってはもちろんですが、親の就労を支えるという面からも光が当たりました。しかしながら、元々の脆弱な運営条件も明るみになり、それを改善しなければならない、ということが大きな課題として共有できたかと思います。

時間になりました。鈴木さん、林さん、お忙しいところ本日はどうもありがとうございました。

 

 

 

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