労働安全衛生活動の歴史と職場での労安衛活動の進め方/職場のパワハラ防止をめざして

認定NPO法人 働く人びとのいのちと健康をまもる北海道センターでは、働く人びとのいのちと健康をまもるための様々な企画を開催しています。

今回は、2020年11月28日にオンラインで開催した労働安全衛生学校の記録をまとめたブックレットを公開します。

職場の安全衛生活動を進め、パワハラのない職場の実現を目指すのにご活用ください。

 

 

発刊にあたって

認定NPO法人 働く人びとのいのちと健康をまもる北海道センター
理事長 細川 誉至雄(医師)

 

いの健北海道センターは毎年春に「労働安全衛生学校」を開催してきましたが、2020年度は新型コロナ感染症による影響で延期し、11月28日にオンラインで開催しました。

新自由主義経済のもとで職場環境は一向に改善することなく、長時間労働やパワハラ等による精神障害、過労(自)死が後を絶ちません。2019年4月から「働き方改革」関連法が順次施行され、2020年6月にはパワハラ防止法(「労働施策総合推進法の改正」)が施行されました。

2020年度の労安学校ではこのパワハラ防止法をとりあげ、学習講演とパネルデスカッションを行いました。ブックレットNo.7はその記録です。

学習講演を全労働北海道支部書記長の田口恭平氏に「労働安全衛生活動の歴史と職場での労安活動の進め方」のテーマで行っていただき、労働安全衛生活動の歴史を振り返り、現在の労働行政に係る立場からどのように職場の労働安全衛生活動を進めていくべきかを解説してもらいました。

その後「職場のパワハラ防止を目指して」と題してパネルデスカッションを行いました。パネルデスカッションでは、川村雅則教授がコーディネータとなって、5人のパネラーによる報告と討論を行いました。①パワハラがいかに深刻な問題であるか ②施行されたパワハラ防止法の意義と課題 ③パワハラをなくすための取り組み、の3点について話し合われました。

「心理的負荷による精神障害の認定基準」による労災補償状況をみても2019年度の請求件数は2,060件と最多(認定率は32.1%と低い水準)となっており、職場環境改善にはパワハラ防止が最も重要な課題となっています。

ブックレットは職場を良くしたいと考えているすべての皆さんに今すぐ役立つ内容が要約されていますので、ぜひ活用下さい。

 

学習講演「労働安全衛生活動の歴史と、職場での労安活動の進め方」へ

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