京都放送労働組合「雇用延長の報告(2026年2月28日)」

民放労連 京都放送労働組合からの配信です。どうぞお読みください。

 

 

 

雇用延長の報告(2026年2月28日)

民放労連京都放送労働組合は、構内スタッフ(非正規労働者)組合員の雇用延長の闘いを この4か月間行い、大きな成果をあげました。この報告をさせていただきます。

 

去年11月からことし2月まで合わせて6名の構内スタッフ組合員の雇用延長の取り組みを行いました。

このうち4名が雇用延長(無期雇用転換申請2名。通常の1年延長2名)を実現しました。組合と会社の間には、無期社員の対象職場は、現時点で過去の闘いをふまえ4職場(・テレビ進行 ・報道カメラアシスタント ・パブリックセンター ・カルチャーセンター)と確認しています。しかし組合は、職場をさらに拡げたいとの方針をもっていて去年の5月に女性A組合員(常勤アルバイト・報道ニュースサブ業務)を無期社員にすることに成功していました。

しかし今回同じ職場で同じ仕事をしている女性B組合員(常勤アルバイト・報道ニュースデスク業務)は厳しい闘いを強いられました。

Bさんは、去年の春夏闘で労働契約法18条前倒しにして勝ちとった全国でも初の労働 協約(4年目申告・5年目社員)を使い11月の4年目に1年雇用延長を提出しました。  しかし会社(KBS京都)は、仕事ぶりにイチャモンをつけ拒否しました。指摘されていることは反省しながらも職場の仲間からは、厚い信頼をうけていました。BさんもAさん同様に余人をもって代えがたいの形あるものとしてBさんの延長を望む署名集めを行いAさんの2倍を上回る94人の仲間から支持を得ました。

これをもって交渉にのぞみ延長を強く要求、会社も受け入れ延長決定。さっそく無期転換の申告を行いBさんは、「90人もの人に支援をうけ嬉しかった。組合のあきらめずに署名をしようという闘い方にはびっくりした。解決するのに色々と考える組合は、凄い」と喜んでいました。

この交渉をうけ労使で「無期社員の対象者は、特別な理由のある人」と規定する労働協約を締結しました。特別な理由は、玉虫色。会社は、家庭環境や健康状況を、組合は、余人をもって代えがたい人を視野に入れ組合から要求がでた時にその都度考え交渉することに しました。

無期社員となった2人目の女性C組合員(非常勤アルバイト・カルチャーセンター業務)は、無期社員の対象職場であることからスンナリ実現しました。

雇用延長となった3人目の女性D組合員は、C組合員と同じ職場・同じ勤務ですが65歳を超えての1年延長でした。70歳までの雇用延長をめざしています。

4人目の女性E組合員(常勤アルバイト・ラジオ編成職場)は、派遣社員として入社。  3年を経て全国で唯一の派遣先直用化の労働協約を使ってKBS京都に直用となり3年を経過、さらに13か月(1年1か月)の延長を申し入れ延長となりました。

このように4名が無事雇用延長を獲得しました。

しかし一方で残念ながら2人の構内スタッフ組合員が雇用延長をすることができませんでした。

うち1人の女性F組合員(常勤アルバイト・ラジオ営業部・庶務業務)は、A組合員・  B組合員同様の無期社員対象の4職場以外の職場で延長を拒否されました。A・B両組合員と同様に職場に信頼が厚いことから署名を集めA組合員をさらに上回る105人の人から支持をうけました。

組合は、B組合員と同様に会社を追及、雇用延長の実現を迫りました。しかし会社は労働契約法19条(雇い止めには客観的・合理的理由が必要)違反の「庶務の仕事は将来あるかどうかわからない」との理由をもち出し拒否をしました。

組合は強く抗議。①19条違反である。不正な理由での解雇は、放送局として許されない。撤回せよ ②A・B組合員は署名でもって延長したのに今回拒否することはダブルスタンダードであり説明がつかない。延長すべきである。これに対し会社は、「取締役会で拒否をした。この決定は覆せない」と意地を張り不正理由を言い張りました。組合は、弁護士と相談。「提訴すれば勝てますよ」とのアドバイスをもらい準備を始めましたがF組合員は、「裁判はしたくない」との考えが示され断念しました。しかしF組合員は、「ここまで熱心に非正規の私のことを思いやってもらい本当に嬉しい。感謝しかない」と涙を押さえながら「ありがとうございました」とお礼をのべていました。

しかし組合はこの不正理由を許すことは、今後の雇用延長の闘いに影響することから ことしの春夏闘要求で肝となるベースアップ・一時金よりまず最初の要求として「不正理由を撤回せよ」とかかげ闘うことにし撤回がなければことしの春夏闘は終わらないことにしています。

最後に6人目の女性G組合員(常勤アルバイト・テレビ制作庶務業務)は、会社の延長  拒否理由(言いがかりの理由)に反発。しかし闘うことなしに退職しました。

長文の報告となりました。組合は、これまでの基本方針はなんら変えることなく決して あきらめない姿勢で粛々と1つ1つの構内スタッフの要求を実現。長く働ける職場を引き続きつくっていく覚悟です。

今後ともよろしくお願いします。

 

 

全国でも初か。KBS京都の構内スタッフ全員無期雇用転換(2025年12月25日)

組合は、今構内スタッフの雇用延長の取り組みを進めています。中でも3名の構内スタッフ組合員が無期雇用転換を求めています。しかし会社は表向きは、無期転換職場は3職場(・パブリックセンター ・テレビ進行 ・報道カメラアシスタント。労使合意)であるとしていますが実際は、人件費の増大を懸念しています。

今回も3名のうち1人(3職場ではなく来年1月で契約終了のニュースデスクサブの女性常勤アルバイト)をとってつけた理由で延長を拒否しました。

しかし当事者を含め組合は、延長を勝ちとろうと対策会議を開いたりニュースを発行したりさらに署名集めを始めました。

その結果、1週間で約100筆の署名が集まり、交渉で突き付けた結果、会社は否応なく延長の回答をしました(KBS京都ではこれで通算17人目となりました)。当事者は、「〝やはりKBSの組合は強い〟ということがよくわかった」と喜んでいました。

ところで現実に該当職場は、3職場ですがそれ以外に今回の様に延長を希望する人がでた時どうするか。無期転換を行うのにあたり組合は、会社を追及しました。

「希望対象者に特別な理由があれば組合の要求をきっちり受けとめるべきだ」と強く主張しました。これを会社も受け入れ労働協約が12月19日締結されました。

これによりKBS京都構内に働く構内スタッフは、全員が無期雇用転換者になることになりました。しかし条件があります。①京都放送労組に加入する ②延長要求をつくる ③闘って要求を勝ちとる。この3条件をクリアすれば無期雇用者になれます。

恐らく全国でこの様な無期転換実現の労働協約が締結されたのは初めてです。

 

 

構内スタッフの忌引・結婚回答と4か月間で6人の雇用延長(2025年12月3日)

①ことしの秋闘・年末闘争で構内スタッフの冠婚葬祭要求(忌引休暇と結婚休暇・手当)が社員と同等の回答をひきだし喜ばれています。

忌引休暇は、社員と大きな格差がありましたが社員と同様にしました。(父母・配偶者7日)

しかし三親等の親族が1日だったことから構内スタッフ組合員から2日にしてほしいとの要求があり拒否する会社と粘り強く交渉。2日を勝ちとり逆に社員も同様に2日にしました。

「三親等の要求はむげんに断られるだろうと思っていたのに組合が必要なら要求をとりましょう ――― と頑張ってもらった。ありがたかった」と該当者は喜んでいました。

結婚要求の闘いです。構内スタッフは、休暇2日。手当5000円でした。ことし6月に結婚した2人の構内スタッフ組合員から社員同様の休暇7日。手当2万円にしようとの声があり要求にしました。交渉で社員同様の回答をひきだしましたが会社は、労働協約締結(12月)後に実施すると応え当該組合員には支給しないとことになりました。従来は、さかのぼっての遡及実施だったのに今回から拒否したことに組合は抗議。「いけず(京言葉で意地悪)するな」とくり返し会社を追及しました。闘いの途中2人は、「残念だがしかたがない」とせっかくの結婚祝いをもらえず肩を落としていました。しかし組合は、生涯で一番嬉しい結婚に構内スタッフ・非正規労働者だからと言って差別する会社は、許せないと批判の手を緩めず9回交渉してようやく11月28日「遡及する」との回答を引きだしました、2人に報告すると1人は、「12月6日に結婚式がある。その前に解決して喜んでもらえたのは嬉しい」と笑顔をみせていました。

このように忌引と結婚。人生でも重要な局面にたたされても構内スタッフだからと言って差別されず社員と同等の扱いをうけるのは当然のことであり、京都放送労組は、より添って当然のことをしました。

②12月から来年3月までの4か月間で一挙に構内スタッフ6人が雇用延長します

たまたま雇用期間終了が重なりこの様に6人が延長申請をすることになりました。

6人のうち4人は、3年有期終了で13か月延長となり問題はおきません。しかし残り2人が無期転換となる1年延長で会社は恐らく拒否してくると思われます。会社の無期転換は3職場(〇テレビ進行 〇カメラアシスタント 〇パブリックセンター)です。2人は、報道とラジオ営業の職場ですから最初は延長拒否を回答するでしょうが組合は、闘う用意をしています。この2人を延長して無期転換職場を広げていけば近い将来京都放送は、構内スタッフで組合に加入すれば60歳・70歳まで働くことのできるようになります。雇用の形態は、社員同様の終身雇用になるのです。今回の延長の闘いは大変重要です。頑張ります。

 

 

民放労連 京都放送労働組合 の配信は、こちらより。

 

 

>北海道労働情報NAVI

北海道労働情報NAVI

労働情報発信・交流を進めるプラットフォームづくりを始めました。

CTR IMG